2018/08/17

AES国際コンファレンス2018後記

8月7日~9日に開かれたAES国際コンファレンスにて、アコースティックフィールドでどの様なデモをしていたのかをまとめておきます。




【協賛企業展示ブース - ヘッドフォン再生でのデモ】

① HPL音源作品の試聴
UNAMASレーベル最新作「Touch of Contra Bass」のHPL9版をはじめとするイマーシブサラウンド作品や、3Dサラウンド野球中継の音源などの試聴。


② ヘッドトラッキング+HPLの試聴
高性能なヘッドトラッキングシステムとHPLを組み合わせ、なめらかで自然なバイノーラルプロセッシングシステムを実験的に構築。22.2ch音源で体験。


③ 3Dパンニングシステムの試聴
極力残響が付加されない、音が変わってしまわない3Dパンナー+HPLのシステムを体験。


【デモルーム - スピーカー再生でのデモ】

① 8k 22.2chのインスタレーション作品、3Dサラウンド作品の試聴。
スピーカー配置のフォーマットや立体音響技術の種類に捕らわれず、トップアーティストが作る最先端の立体音場を体験する作品展示。

② Soundfield SPS200マイクでの録音源を、1次のAmbisonics(B-format)で上層下層4台ずつのキューブ配置と言う最もシンプルにスピーカーデコードし試聴。
基本となる1次Ambisonicsの音を知るためのデモ。





以上のように、かなり自由に多種多様なデモ展示となりました。
一部同様のデモを11月のInterBEEでも行います。
作品を考えればスピーカーの配置や数量に決まったフォーマットは必要ないですが、InterBEEでは分かりやすくフォーマットに沿った展示をするかも知れません。


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