立体音響と言うワードの意味には明確な定義がない。
打ち合わせなどしていても、「立体音響の定義がある訳では無いのですが...」的な前置きをして話し合われる事が多いと思います。
人によって持つイメージが違えば話もまとまりませんね。
一応、アコースティックフィールドでは立体音響関連のワードを、以下の意味として使っています。
- マルチチャンネル再生 -
音の立体感が有る無しに関係無く多数のスピーカーで再生すること。
その音やシステムやフォーマットのこと。
- 立体音響 -
単なるマルチチャンネル再生から没入感ある立体音場まで、幅広い意味での立体的な音やシステムのこと。
- VR音響 -
現実非現実に関わらず本物とは違う何かを本物に置き換えるバーチャルリアリティの要素を持った音やそのシステムのこと。
- 立体音場 -
立体的な空間表現を持つ音場のこと。(システムやフォーマットのことでは無い)
- 3Dサウンド -
立体音場と似た意味だが、それよりもう少し広い意味で立体的な表現が可能なシステムから再生された音のこと。
- 臨場感サウンド -
実際にその場に居る様な雰囲気を持った音のこと。
- 没入感(イマーシブ)サウンド -
実際にその場に居る様な錯覚を持ってしまう音のこと。
臨場感を超えて入り込んでしまう自らの感覚がある。
また、臨場感と違い現実世界の音で無くてもよい。
以上の様に、曖昧であってもある程度は言葉の意味を共有していく必要が今後はあると思う。
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